フラワーンダフル千華園

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スターシェフご来園・続編

スターシェフご来園・続編

先日の日記にも書きました

「スターシェフご一行様ご来園」

続編です☆

 

 

 

 

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そろそろ日が暮れてきたから

これで終わりだと思っていたら、

ノリオ号はさらに爆走を続ける。

 

 
しかし、師匠はタフだ。

ずっと大声で喋り続けている。

さすが、

レストラン リューズの飯塚シェフが師と仰ぎ、

ナベノイズムの渡辺シェフに

一目も二目も置かれているだけのことはある。

 

 

 

 

そしてトリを受け持つのがここ。

 

 

 

8、フラワーンダフル 千華園

 

 

バスを降りたら、

元気なオネーサンが走ってきた。

石村さんとおっしゃる。

その方に連れられて入ったハウスの中は花だらけだった。

エディブルフラワーの専業農家。

いや、まいったな。

 
ご存知の方もおられると思うが、

オレは料理に花を飾るのが嫌いだ。

FBで花満載の料理を見ると、

キミはフラワーアーティストか?

と毒づきたくなる。

 

 

花は実は自己主張が強い。

実を結ぶために咲き誇っているのだから当たり前田のクラッカーだ。

匂いもきつい。

それを完成した料理に安易に乗せると、

ひとつに向かうベクトルに乱れが生じる。

 

インスタ映えにうつつを抜かすばかりに、

混乱したものを提供することになるのだ。

結果、

美しいけれども何を食べたのかわからなくなってしまう。

 
でも石村さんは、

親から習った野菜作りのやり方で花を育てているのだと言う。

 

「この花は野菜なんです」。

 
いかん、グラっときた。

 

理屈が通っている。

 

そして今は、

お米とか他の仕事は人にまかせて、

花一本でやってます、と。

 
そういうのに弱いねんな、オレ。

オレが間違っていたのか。

 

 

花を単なるあしらいものとしか思っていなかった。

 

でも野菜としてとらえるなら、

オレはそれを生かす努力を怠っていたことになる。

 

だから、

帰り際に言ってしまった。

「方針変更して花を使います」。

帰りのバスで花を使った料理を考えて携帯電話にメモしていたら、

また気分が悪くなってきたので目を閉じた。

 

今日あった若い人たちの顔が思いうかんだ。

みんな明るく、

礼儀正しく、

自分のやるべきことをしっかりと認識していた。

 

 
もう一度若くなれたら、

オレはなにをするだろうか、

考えて思い当たった、

だから、

この旅は青春ドリームだったのか

 

 

 

オレはまだ何も知らない。

 

世界は驚きと喜びに満ちている。

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涙がでます

ようこそ千華園へ!!

道野正シェフ!!

ミチノ・ル・トゥールビヨンの詳細は ⇒ コチラ

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