またまたあすかりんの報告です | フラワーンダフル千華園

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【ひがんばな食堂】

和歌山県「Villa AiDA（ヴィラアイーダ）」

小林寛司 (Kanji Kobayashi)シェフと

富山「ひまわり食堂」

田中穂積シェフのポップアップ。

両者共イタリア料理ですが、

スパイスやハーブ使いも巧みで

アジアのテイストもバシバシ織り込まれていて、

ボーダレスなところも面白味があり楽しかった。

テーマ通り彼岸花カラーの着物で👘

Chef Kobayashi from Wakayama Prefecture had a collaboration dinner with chef Tanaka at Himawari Shokudo in our region Toyama Toyama. We enjoyed their dishes using ingredients produced in our region. Chef Kobayashi has deep knowledge in vegetables because he grows 100 kinds of vegetables next to his restaurant. I had some new experiences of how vegetables tastes.

アイーダさんは2019年4月に20周年のイベントを

大阪で行われていましたが、

さすが究極の地産地消・地方レストランを牽引されていらっしゃいます、

全国からトップシェフが集まり注目を集めました。

アイーダさんはお店に隣接する畑で

約100種の野菜を育てているそうで、

各野菜の特性を読み取り料理に昇華されていることが、

ポップアップでも伝わりました。

“そーなるんだ”という驚きの連続で、

味の組み立てが複雑なのに

シンプルに響く野菜の魅力。

野菜のヘルシーさや健康志向という側面を抜きにして、

美味しさで豊かな満足感あり。

お皿の上に畑を感じた。

イベントは2日間（1日2回）あり

1発目だったのですが、

全部スムーズで

料理のタイミングパーフェクトで

その驚きもありました。

飲み物はアルコールペアリングで7種類。

最初のビールはバジルとピーマンという組み合わせ。

苦味で合わせてビールにのる野菜の美味しさとで三重奏。

おお！

お料理は特に「イカと茄子」のお皿が衝撃でした。

茄子は焼いてマリネし、

イカと2層になるように合わせ

素麺状にスライスしてありとぅるんと滑る舌触りが同調する。

私の故郷“能登”はいしるの産地なので、

小さい頃からいしる鍋が定番です。

いしる鍋に欠かせない具がイカと“茄子”なんですよね。

相性良いんです。

イカスミ、野菜を焼いた炭、コリアンダーシード、

そして絞ったライムの柑橘味で爽快な余韻。

美味。斬新なだけではない、

構築されたおいしさの深み。
ひまわり田中シェフの

「コロッケキャベ千」好き。

衣繊細で中は食感の違う豚の

いろんな部位がトマトピリ辛煮で。
メインは合作。

ジャージー牛はもちろん田中シェフ。

小林シェフの魚醤の入ったオリーブタプナードをつけると

酸味が脂っ気を取り払い食べる速度が加速する。

付け合わせのレンコンは輪切りでなく、

穴の部分を遮らない縦切りで、

小林シェフの食感の計算が感じられました。

シャキシャキが活きている。
デザートの組み合わせ、

葡萄とアマゾンカカオと黒蜜の妙。

美味。

黒蜜のホロっとくる香ばしさが

カカオにバシッと合うんですね。

【ひがんばな食堂】
●白海老パプリカ（小林シェフ）
●マメ鯵グリーン・トマト、米バジル、ホオズキ（小林シェフ）
●梨ピーマンヨーグルト（小林シェフ）
●富山海老コリンアンダーモロヘイヤ（田中
●鳥賊茄子鳥賊墨（小林シェフ）
●コロッケきゃべ千（田中シェフ）
●ビーツプルーン豚舌（小林シェフ、出汁:田中シェフ）
●ジャージー牛ジャガイモ蓮根（肉:田中シェフ、野菜:小林シェフ）
●山羊レモングラスフォー（田中シェフ、タマゴナス:アイーダ）
●西瓜（小林シェフ）
●葡萄紫蘇黒蜜（小林シェフ）